資源株が高い、投資家のリスク許容度回復し商品相場上昇

原油など前日の海外商品相場の大 幅上昇を受け、市況高が収益を押し上げる国際石油開発帝石や三菱商事 など鉱業、大手商社といった資源関連株が高い。

各社の株価動向は、午前10時6分現在、国際帝石は前日比1.2% 高の68万7000円、三菱商事は同3.3%高の2447円、住友金属鉱山は 同1.8%高の1393円。東証1部業種別指数の値上がり率上位には、鉱 業や卸売、非鉄金属が入っている。

29日のニューヨーク商業取引所では、原油先物相場が前営業日比

2.7%高の82.17ドルで終了。1営業日の上げとしては5週間ぶりの大 幅高となった。ギリシャの財政問題に対する警戒感が後退してユーロが 買われ、ドルが売られたことが背景。金(0.6%高)、銅(3.9%高)も 上昇した。

ギリシャ政府は29日、ユーロ建ての7年物国債、50億ユーロ(約 6230億円)相当を発行した。今回の起債は欧州連合(EU)首脳が先 週、同国支援の枠組みで合意して以来初めて。ギリシャ公債管理局の責 任者、ペトロス・クリストドゥル氏は同日、同起債によって4月に必要 なすべての資金調達を終えることになると発表した。

明和証券の矢野正義シニアマーケットアナリストは、「ギリシャ政 府自らでリファイナンス可能と伝わり、財政問題が後退した。投資家の リスク許容度が高まり、投資資金が株や商品などリスク資産に向かって いる」との見方を示した。

株価の予想変動率の指標で、投資家心理を示し、恐怖指数と呼ばれ るシカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティ指数(VI X指数)は29日の取引で17.59と、過去半年間の平均21.77を下回っ ている。前週23日には16.35と、08年5月以来の安値を更新した。

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