あさひ株5カ月ぶり下落率、円高メリット一巡で増益率鈍化

自転車専門店を展開するあさひの 株価が大幅反落。円高メリットの一巡で、会社側の今期(2011年2月 期)単体営業利益予想は前期に比べて増益率が鈍化する見込み。過大な 業績期待が後退し、売りが先行している。

株価は前日比6.7%安の1530円まで売られ、昨年11月4日 (7.3%)以来約5カ月ぶりの下落率となった。午前9時51分時点で東 証1部の値下がり率1位となっている。

会社側が29日に発表した決算によると、前期営業利益はその前の 期に比べて41%増の36億5500万円だったが、今期は3.3%増の37億 7700万円を計画している。ブルームバーグ・データのアナリストの予 想平均値は42億8400万円で、会社計画は同平均値を13%下回る。

同社の古賀俊勝取締役は「前期は為替が円高に振れて有利に働いた ことで、利益率が向上した。今期は円安を想定しており、円高メリット がなくなった状態に戻る」と述べた。

同社では、為替の変動が海外生産委託分の仕入れに影響する。古賀 氏によると、1円の円安は営業利益を5000万円減少させるという。前 期の平均は1ドル=91-92円程度だったが、今期は95円前後を想定し ている。

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