米連邦地裁、格付け会社に対する訴え却下-リーマン関連

格付け会社のムーディーズ・イン ベスターズ・サービスとスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)、 フィッチ・レーティングスに対し、高格付けの債券投資で損失を被っ たとしてカリフォルニア州の投資家2人が起こした訴訟で、裁判所は 過失や詐欺などの訴えを却下した。

カリフォルニア州サクラメント連邦地裁のデール・ドロッド判事 は29日、投資家は詐欺行為を主張しているが十分に具体的ではないと して訴えを退けた。その上で、誤解を招く格付け会社の資料など、よ り詳細な内容があれば30日以内に訴えを再び起こすことが可能だと 指摘した。

元弁護士のロナルド・グラッシ氏と元教師のサリー・グラッシ氏 は、2009年1月に連邦地裁に訴訟を起こした。両氏は、格付け会社が 米証券リーマン・ブラザーズの機嫌を取るため、リーマンが組成・販 売したリスクの高い住宅ローン担保証券(MBS)に高い格付けを付 与したと主張している。リーマンは08年9月に破たんした。

これに対し格付け会社側は、信用格付けは合衆国憲法修正第1条 で守られている意見の表明だと反論。投資家との直接取引のない格付 け会社を過失罪に問うことはできないと主張してきた。

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