豪中銀総裁補佐:金融政策審議で住宅ローン金利上昇を考慮

オーストラリア準備銀行(RBA、 中央銀行)は、同国の住宅ローン金利の上昇ペースが主要政策金利を 上回っていることは金融政策を審議する際の検討項目の一部だとして、 借り入れコストを正常な水準に戻すのに必要な利上げの回数が少なく なる可能性を示唆した。

RBAのデベル総裁補佐は30日のシドニーでの講演で、「住宅ロ ーン金利が主要政策金利であるオフィシャル・キャッシュレートより も上昇しているが、RBAはこうした変化を金融政策審議において考 慮に入れることができる」と発言。また、「RBAが決定するキャッシ ュレートは今なお、住宅ローン金利を含む豪州の金利構造を決める要 因となっている」との見解を示した。

RBAは昨年10月以降、オフィシャル・キャッシュレートを計1 ポイント引き上げたが、同国民間金融機関の住宅ローン金利はそれを 上回る上昇率となっている。1年1カ月内に総選挙を控える現ラッド 政権は住宅ローン金利上昇に不快感を表明している。

ブルームバーグがシドニー時間午前8時40分(日本時間同6時 40分)に、シドニー先物取引所の銀行間先物取引に基づいて算出した データによれば、RBAが次回4月6日の金融政策決定会合で0.25 ポイントの利上げを実施する確率は58%となっている。

デベル総裁補佐は、2007年半ば以降、住宅ローンの変動金利(平 均)は、キャッシュレートを約110ベーシスポイント(bp、1bp =0.01%)上回ってきたと説明。これは、同期間の銀行の全般的な調 達コストがキャッシュレートを推定130-140bp上回っているのと 比べるとなお低い水準だと指摘した。

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