欧州債:ギリシャ債下落、7年債発行を嫌気-独債とのスプレッド拡大

欧州債市場ではギリシャ国債相 場が下落。欧州連合(EU)が先週に緊急支援策で合意して以来で 初めてとなる国債発行が嫌気された。

ギリシャ10年債のドイツ10年債に対するプレミアム(上乗せ 金利)は拡大した。業務にかかわるバンカー2人が匿名を条件に述 べたところによると、7年物国債の発行時の利回りはスワップレー トに約310ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上乗せされ る公算だという。

この日発表された経済指標で、3月のユーロ圏景況感指数がエ コノミスト予想以上に伸びたほか、3月のドイツのインフレ率が1 年4カ月ぶりの高水準となったことが示されたものの、ドイツ国債 市場には影響せず、相場は上昇した。

クレディ・アグリコルCIB(ロンドン)の債券ストラテジス ト、ピーター・チャットウェル氏は、「ギリシャ国債の利回りをめ ぐる不透明感が市場に織り込まれている」と指摘。「7年物国債の 供給増加は償還期限の近い国債に打撃を与えるだろう」と語った。

ロンドン時間午後5時1分現在、ギリシャの10年債利回りは前 週末比9bp上昇の6.32%。同国債(表面利率6.25%、2020年6月 償還)価格は0.70ポイント下げ99.40。ギリシャ2年債は5営業日 ぶりに下落し、同利回りは29bp上昇の4.88%となった。

独10年債利回りは3.14%と、前週末から1bp低下。ギリシャ 10年債の独10年債に対するプレミアムは13bp拡大し318bpと なった。

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