英国債:上昇、S&Pが英格付けを維持-10年債利回り3.98%に低下

英国債相場は上昇。最近の世論 調査で野党・保守党の労働党に対するリードが拡大したほか、米格付 け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が英国の最高格付 けを維持したことが背景にある。

10年債利回りは1カ月余りで最大の下げとなった。S&Pは、 6月3日までに実施される総選挙が終了するまで英国の格付けを見直 さないと発表。保守党のリードが拡大したことを受け、過半数を制さ ない政権が誕生する可能性が小さくなり、財政赤字削減への取り組み が実施される公算が高まった。

ロイヤルバンク・オブ・スコットランド・グループ(RBS、ロ ンドン)の金利ストラテジスト、ジェイソン・シンプソン氏は「世論 調査での保守党のリードはここ数週間の低下分の一部を取り戻したよ うで、これが英国債への支援要因となった」と指摘。S&Pの格付け 据え置きについて「さほど意外ではなかったが、確認できたのは良か った」と付け加えた。

ロンドン時間午後4時59分現在、10年債利回りは前週末比6 ベーシスポイト(bp、1bp=0.01%)低下の3.98%。一時は8 bp下げ、先月24日以降で最大の低下となった。同国債(表面利率

3.75%、2019年9月償還)価格は0.43ポイント上げ98.22。2 年債利回りは1.17%と、前週末を1bp下回った。

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