テーラー教授:FOMCは年内利上げも、米景気回復で

米スタンフォード大学のジョン・ テーラー教授(経済学)は、景気回復に伴い、連邦公開市場委員会 (FOMC)が年内に利上げ実施を迫られる可能性があるとの考え を示した。同氏は金融政策の指針「テーラールール」の考案者。

テーラー教授はブルームバーグテレビジョンとのインタビュー で、利上げが「年末までに実施される可能性は明らかにある。景気 は回復しており、金利は上昇すると思う」と語った。

元米財務次官のテーラー教授は、インフレは低水準にあり、米 経済に過剰なたるみがあるため、テーラールールは現行の事実上の ゼロ金利政策を支持できると指摘した。テーラールールはインフレ 率や経済成長率が目標からそれた場合に中央銀行が政策金利をどう 設定すべきかを示すルール。

FRBはフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を2008年 12月以降0-0.25%のレンジに維持しており、09年3月には異例な 低金利を「長期にわたり」据え置くとの方針を表明。その後のFO MCでは毎回その表現を繰り返している。

テーラー教授は、FRBが住宅ローン担保証券(MBS)の購 入を今月終了することに関し、予定通りに終えるべきだと述べ、「住 宅ローン金利は米国債利回りを上回る上昇を見せておらず、利回り 格差(スプレッド)は極めて安定している。MBS購入終了で影響 が及ぶ兆しはない」との見方を示した。

グリーンスパン前FRB議長が先週、国債利回り上昇は米国の 借入コストを押し上げると警告したことについては、同教授は同感 だと述べ、「国債が市場で多く売り出されており、やや消化不良だ」 と指摘。「この債務問題が極めて深刻であることを思い出させるもの でもあるだろう」とし、「ワシントンの政治家たちがこの懸念を認識 してくれることを願う」と付け加えた。

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