ギリシャ、50億ユーロの7年国債発行へ-救済合意後で初

ギリシャ政府はユーロ建ての7年 物国債、50億ユーロ(約6230億円)相当を発行する。必要な場合に 支援するとの欧州連合(EU)の合意がまとまった後では初の発行と なる。

業務にかかわるバンカーが匿名を条件に述べたところによると、 発行時の利回りはスワップレートを約310ベーシスポイント(bp、 1bp=0.01%)を上回る水準に設定する。ブルームバーグのデータ によれば、新発債の利回りは6%となり既発の7年債と同水準。

ベアリングス・インベストメント・サービシズの資産配分ディレ クター、トビー・ナングル氏は、ギリシャ政府は「最近の発行時に比 べ若干、自信があるようだ」と話した。また、「市場は発行規模を50 億ユーロと予想していたので、それを下回れば需要不足を示唆するこ とになる」とも述べた。

クレディ・アグリコルCIBの債券ストラテジストのピーター・ チャットウェル氏は「提示された条件は適切と見受けられる」と述べ た。

EU加盟国は先週、国際通貨基金(IMF)とともにギリシャを 支えることで合意した。ギリシャは今年、約530億ユーロを借り入れ る必要がある。そのうち155億ユーロを5月末までに手当てする必要 がある。

ギリシャは国債発行で、同国のアルファ銀行と米バンク・オブ・ アメリカ(BOA)メリルリンチ、クレディ・アグリコル傘下のエン ポリキ銀行、オランダのINGグループ、仏ソシエテ・ジェネラルを 起用した。

ギリシャの公債管理責任者のペトロス・クリストドゥル氏はこの 日のインタビューで、7年債の起債は「ベンチマーク規模」になると 述べていた。EUの支援合意後の26日には、ギリシャのデフォルト(債 務不履行)リスクが払しょくされたとし、ギリシャ債の「スプレッド は大幅に縮小するだろう」との見通しを電子メールで示していた。

発行計画を受けて既発10年債とドイツ債との利回り格差は1ベ ーシスポイント(bp、1bp=0.01%)拡大し306bp。クレジッ ト・デフォルト・スワップ(CDS)でギリシャ債を保証するコスト は上昇し、CMAデータビジョンによるCDSスプレッドは6bp上 昇の301bp。

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