韓国の釜山港、活気戻る-欧米向け出荷急増、海運各社が輸送能力削減

韓国最大の港湾、釜山港では現 在、積載量を上回る貨物を抱える海運会社の姿が見られる。1年前 は貨物を積まないコンテナ船が港を占めていた。

釜山国際コンテナターミナルのアシスタントゼネラルマネジャ ー、パク・ジョンホ氏は、同港では今年、コンテナ船の最大15%に 日程の遅れが生じており、時には1週間余りずれ込む船舶もあると 述べた。欧米向け家具や家電、衣料品などの出荷急増に加え、海運 会社が輸送能力を削減したためとしている。

太平洋路線の海運能力が逼迫(ひっぱく)していることでアジ アと米国の輸出品の輸送は混乱し、米連邦海事委員会が調査に乗り 出す事態となっている。ドルーリー・シッピング・コンサルタンツ によれば、コンテナ船各社は運航を減らし、海運レートを引き上げ ている。昨年は貿易減少と船舶過剰により、業界全体で200億ドル 程度(約1兆8500億円)の損失を被ったという。

昨年落ち込んだ釜山港のコンテナ輸送は、今年1-2月には 21%増に回復した。同港はコンテナ取扱数で世界5位。全米小売業 協会(NRF)によれば、米国の小売り関連のコンテナ船輸送は、 業者による在庫積み増しのため、今月13%増加し、1-6月(上期) では17%増える見込み。

ただ海運各社は、需要の持続可能性を懸念して太平洋路線の船 舶数を増やしていない。デンマークの船舶会社APモラー・マース クのニルススメーデガード・アンデルセン最高経営責任者(CEO) は、「現在の傾向は一時的なものだ。船舶を追加投入する理由はな い」と述べた。

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