原油の「二面性」考慮を、相場変動率の抑制へ合意目指す-IEF会合

国際エネルギーフォーラム(IE F)によると、石油の産出国と消費国は市場の透明性を高めボラティ リティー(変動率)を抑制するための「広い範囲での合意」を目指す 見通し。1バレル当たり115ドルも変動した2008年の再来は避けたい との思惑で両者は一致している。

IEFのフルスト事務局長は28日、メキシコのカンクンでのイン タビューで、過度なボラティリティーについて「生産者にも消費者にと ってもよくない。投資をそいでいる」と指摘した。同氏は、極端な価格 変動を防ぐには、生産者、消費者、規制当局が原油の持つ現物商品、金 融資産としての「二面性」を考慮する必要があると述べた。

原油価格は08年に過去最高値の147.27ドルまで上昇。英米政府 は商品相場を規制することを検討している。石油輸出国機構(OPEC) も22日、ジュネーブでの会合で、ヘッジファンドや投資銀行などの投 機家が原油の値動きを大きくしており規制する必要があるとの考えを示 した。

カンクンで開かれるIEFの会合を前に、フルスト事務局長は、供 給、需要、生産、先物市場取引に関して情報をもっと共有したいとした 上で、OPEC、国際エネルギー機関(IEA)と市場予測で協力して いく方針を示した。IEFの会合には世界の原油需給の約90%を占め る国々が集まる。

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