英議会:投資銀行業務の分離、財務相に再検討要求-下院財政委報告

【記者:Gonzalo Vina】

3月29日(ブルームバーグ):英下院財政委員会は、大手金融機関 の過度にリスクの高い慣行を制限するルールの厳格化をダーリング財 務相に求めた。既存の政策変更だけでは不十分だと主張している。

超党派で構成する下院財政委は29日公表した報告で、銀行ルール の「漸進的な改革案」は「大き過ぎてつぶせない」と見なされる金融 機関から社会を守るには程遠いと指摘。よりリスクの高い投資銀行業 務からリテール(小口金融)預金業務を分離する案を再検討するよう 財務相に要求した。

ジョン・マクフォール委員長(労働党)は「破たんが再び起きな いという保証はない。だからこそ、リスク管理と規制の改善、流動性の 基準強化に加えて、より広範な構造改革を引き続き政治議題とすること が極めて重要だ」と訴えた。

ダーリング財務相は、破たんした米リーマン・ブラザーズ・ホー ルディングスが預金を受け入れておらず、英政府が国有化した住宅金 融機関ノーザン・ロックも投資銀行業務に関与していなかったが、リ スクが生じたと主張。金融機関破たんに伴う金融システムの動揺を防 止するには、銀行業務の分割だけでは不十分という立場だ。

下院財政委の報告は、それらの金融機関にホールセール市場への 関与を認めたやり方が破たんの原因だと指摘し、金融システムに危険 を及ぼす金融機関を政府が常に救うと投資家が期待することで、国際 銀行業界の救済が新たな問題を引き起こしていると警告している。

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