ギリシャ首相:約1兆9300億円の債券発行が次のハードルに

ギリシャのパパンドレウ首相は先 週、欧州連合(EU)から金融支援策を取り付けたが、今度は国家財 政の破たん回避は可能であることを証明する必要がある。

ギリシャの公債管理当局の責任者、ペトロス・クリストドゥル氏 によれば、同国政府は依然として5月末までに最大155億ユーロ(約 1兆9300億円)を調達しなければならない。これは1-3月(第1四 半期)の同国の債券発行額に匹敵する。調達に失敗すれば財政危機が 再燃し、EU首脳がブリュッセルで25日合意した支援策の発動につな がる恐れがある。

パパンドレウ首相は、ギリシャ債の利回りが一段と低下するのを 待つのか、資金を直ちに調達して国庫を補てんするかの決断を迫られ ている。

スミス・アンド・ウィリアムソン・インベストメント・マネジメ ント(ロンドン)の債券部門ディレクター、ロビン・マーシャル氏は 「ギリシャは引き続き巨額の資金を調達する必要があるが、低コスト で調達できる保証はない」と指摘。「依然として不透明感が強い。この 支援メカニズムが機能するかどうかは試されるまで分からない」と語 った。

パパンドレウ首相は26日、記者団に対し、ギリシャは「好機を見 つけて市場から調達する」と発言。クリストドゥル氏は同日、質問に 対する電子メールでの回答で、支援メカニズムはギリシャが債務返済 不能に陥るリスクを取り除き、「スプレッド(利回り格差)の大幅な縮 小につながるだろう」と説明している。

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