UBS:債券部門収入23億ドル、記録的赤字から事業好転-関係者

スイスの銀行最大手UBSは、 2010年1-3月(第1四半期)の債券・通貨・商品(FICC)部 門の収入が約23億ドルとなったもようだ。過去最大の赤字を計上し た同部門の立て直しに成功したとみられている。事情に詳しい複数 の関係者が明らかにした。

数字がまだ正式に発表されていないとして匿名を条件に語った 同関係者によれば、UBSは信用関連だけでも10億ドル近い収入を 得たとみられる。UBSは過去12カ月間で、FICC部門で約350 人を採用した。

FICC部門は同行が信用危機で被った評価損など575億ドル の損失の大半を占めていた。今回の収入が実際に達成されれば、鮮 明な立場逆転となる。

サンフォード・C・バーンスティーンのアナリスト、ダーク・ ホフマンベッキング氏は「UBSのFICC部門は09年にほとんど 収入がなかったわけだから、相対的な状況は良いはずだ」と指摘。 「この分野で利益が見込める上位5位以内に復帰できるかどうかは 別の問題だ」と述べた。

アトランティック・エクイティーズのアナリスト、リチャー ド・ステート氏はリポートで、米ゴールドマン・サックス・グルー プが第1四半期にFICC部門で68億ドルの収入を得たもようだと 指摘。これは、前期(09年10-12月)の40億ドル、前年同期(09 年1-3月)の66億ドルから増加となる。

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