邦銀の公募劣後債、2010年度は1.75-2.3兆円発行か-シティの高橋氏

米シティグループ証券グローバル・ マーケッツ本部の高橋克英クレジット・スペシャリストは、2010年度の 邦銀による公募劣後債の発行額が1兆7500億円から2兆3000億円に上る と予想している。

高橋氏が29日に発表したリポートによると、国内外の劣後債市場で は借り換え需要を中心に、大手行で1兆5000億円から2兆円、地方の銀 行で2500億円から3000億円の新規発行が見込まれている。

同リポートによると、09年度の公募劣後債の発行総額は1兆7970億 円に達し、このうち大手行が1兆6153億円(個人向けが7950億円)、地 方銀行が1817億円だったという。

劣後債の発行形式は、地方銀行では表面利率が数年後に上がるステ ップアップ型で期限前償還条項付きの発行が主流だったが、大手行では 表面利率が期間を通じて一定のブレット型を中心として起債する動きが 続いている。

高橋氏は、ブレット型の発行について、「生保など中央の機関投資 家からの需要があることに加えて、BISの自己資本比率規制のバーゼ ルⅢの議論が背景にある」と説明した。BIS規制では、ステップアップ 型の劣後債を資本としては認識することが難しくなっており、これがブ レット型の発行につながっているという。

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