【個別銘柄】銀行、資源、神戸鋼、DOWA、システムP、西松屋

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材料銘柄の終値は以下の通り。

大手銀行:三井住友フィナンシャルグループ(8316)が前日比2% 高の3135円、三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)が同

0.8%高の497円。世界景気の回復持続期待から、景気敏感株の代表格 として資金を集めた。DIAMアセットマネジメントの岩間恒シニアポ ートフォリオマネジャーは「眼前に垂れ込めていた霧が晴れつつある。 投資家のリスク許容度は上がっており、売り手不在の状況」と話した。

資源関連:三菱商事(8058)が前日比3.9%高の2462円、住友金 属鉱山(5713)が2.1%高の1396円。世界景気の回復期待が強まるな か、29日のニューヨーク商業取引所の原油先物相場は前営業日比2.7% 高の82.17ドルと、1営業日の上げとしては2月16日以降で最大とな った。銅や金相場も高く、商品価格高が収益押し上げに寄与するとみら れた。

神戸製鋼所(5406):2.6%高の201円。09年6月15日以来、約 9カ月ぶりに200円の大台を回復した。総コスト削減が想定を上回った 結果、今期(2010年3月期)の連結経常損益が従来の50億円の赤字か ら一転、50億円の黒字に浮上する見通し。業績懸念が後退したと受け 止められ、買いが優勢となった。

DOWAホールディングス(5714):3.1%高の569円。同社の10 年3月期の連結経常損益が135億円程度の黒字になりそうだと30日付 の日経新聞朝刊が報道した。前期実績は133億円の赤字、前回予想は 100億円の黒字だった。太陽電池向け銀粉など電子材料の需要回復ペー スが想定を上回っているほか、金属加工事業でも伸銅品などの出荷が伸 びているため。

システムプロ(2317):16%高の6万8200円。一時17%高の6万 8600円とストップ高(制限値幅いっぱいの上げ)を付けた。金融業界 向けシステム開発に強みを持つカテナと4月に経営統合するため、業容 が急拡大するとの期待感が強い。中長期的な収益拡大が期待できる銘柄 として投資家の買いが集まったようだ。

ダイエー(8263):8.3%高の391円。一時は399円まで買われ、 09年9月9日以来、約半年ぶりの高水準に値を戻した。厚生労働省が 発表した2月の有効求人倍率(季節調整値)は0.47倍と、2カ月連続 で改善した。完全失業率も4.9%と前月から変わらず。雇用や所得の環 境改善などが期待され、消費関連銘柄が買われた。ヤマダ電機(9831) は2.4%高の6750円、イオン(8267)は1.7%高の1053円。

西松屋チェーン(7545):6%高の954円。一時956円と、09年 9月28日以来、約半年ぶりの高水準に値を戻した。野村証券が29日付 で投資判断を「中立」から「買い」に引き上げた。在庫圧縮による収益 性改善などを理由に挙げており、利益拡大期待が高まったようだ。

あさひ(3333):5%安の1558円。一時6.7%安まであり、09年 11月4日(7.3%安)以来、約5カ月ぶりの日中下落率を記録した。会 社側の今期(11年2月期)単体営業利益目標は、円高メリットの一巡 などを理由に前期比3.3%増の38億円。前期の営業増益率は41%だっ たため、増益率の大幅鈍化を嫌気した向きから売りが出たようだ。

保土谷化学工業(4112):2.2%安の363円。一時は4.6%安まで あり、2月1日(4.6%安)以来の日中下落率を記録した。保有する有 価証券の評価損計上が響き、今期(10年3月期)の連結最終損益が一 転して赤字に転落する見込みとなった。株価が高値圏にあったため、2 期連続の赤字予想に売りが膨らんだ。

タカラレーベン(8897):4.8%安の419円。既存株主に新株予約 権を無償で割り当てる「ライツ・イシュー」の実施で最大47億円の資 金調達を行う計画を3月5日に発表して以来、株価は軟調に推移してい る。既存株主は予約権を行使すれば持ち分の希薄化を回避できるが、株 式数が増えるため、将来的な売り圧力になり得るとみられている。

フィスコ(3807):ストップ高に相当する19%高の3万1100円で 一部配分。なお6370株の買い注文を残した。中国でファイナンス情報 や株式分析ソフトを提供する「中金オンライン」(福建 省福州市)と 包括業務提携契約を締結することを決議したと29日に発表。中国での 事業展開などが期待された。

J.フロントリテイリング(3086):2.1%高の545円。一時555 円を付け、3月12日以来、半月ぶりの高値圏に回復した。第4四半期 (09年12月-10年2月)は百貨店事業が想定を上回り、前期(10年 2月期)の連結純利益は80億円となったもようと発表。9%の減益予 想から一転12%の増益になったため、買い安心感が広がった。

新日本製鉄(5401):2.5%高の369円。同社とブラジルの資源大 手ヴァーレが2010年4-6月期の鉄鉱石価格を09年度より90%前後 高い1トン約105ドルとすることで暫定合意した、と30日付の日本経 済新聞朝刊が報道した。事前の予想の範囲内で決まったため、買い安心 感が広がった。

ローソン(2651):2.6%高の4010円。同社の10年2月期の連結 営業利益が前の期比2%増の500億円強となったもようだ、と30日付 の日経新聞朝刊が伝えた。従来予想は505億円。消費低迷を受けて本体 は苦戦したが、生鮮コンビニを手掛ける九九プラスなどの子会社が好調 だったという。

太平洋セメント(5233):3.9%高の132円。セメント販売量の減 少などを理由に今期(10年3月期)の連結最終損益予想を45億円の赤 字から400億円の赤字に下方修正した。ただ、11年3月期を事業構造 改革による基盤整備の時期と位置付けることにしたとも発表、将来的な 収益性改善などが期待された。

塩野義製薬(4507):1.6%安の1796円。野村証券は29日、新薬の発 売関連費用などが当初の想定を上回る見通しになったとして、投資判断 を「1(買い)」から「2(中立)」に下げた。

富士エレクトロニクス(9883):2.7%高の920円。一時927円を 付け、08年9月以来1年半ぶりの高値を回復した。効率化経営の推進 で収益性が高まったほか、為替差益や投資有価証券売却益などもあり、 前期(10年2月期)の連結純利益は前の期比26%減の9億6400万円に なったもよう、と発表した。前回予想の8億700万円から20%の増額。

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