外国人が2週ぶり買い越す、米株堅調と業績期待-3月3週日本株売買

東京証券取引所が26日発表した3 月第3週(15-19日)の投資主体別売買動向(東証・大証・名証の 1・2部合計)によると、外国人が2週ぶりに買い越した。買越額は 1667億円。景気回復を支えとする米国株高と企業業績の増額期待から、 外国人は買い越し基調にある。

同週の日経平均株価終値は、前週末に比べて0.7%高の1万824円 だった。国際商品市況高を受けて石油関連や非鉄金属といった資源関連 株が上昇したが、日米金融政策など重要イベントを通過して手がかり材 料も乏しかった。

野村証券金融経済研究所の藤田貴一ストラテジストは「外国人は先 物も含めると5000億円超買い越している。昨年12月から1月にかけて の大幅買い越しに匹敵するペースで、外国人の日本株への強気スタンス が確認できた」と述べた。26日に日経平均は1年半ぶりの高値を付け たが、「外国人の長期投資の買いは今週も継続しており、相場は一段高 が期待できる」という。

このほか、証券会社の自己売買部門(1150億円)は4週連続で買 い越した。

半面、主な売り越し主体は、個人(1384億円)が3週連続、信託 銀行(600億円)が4週連続、投資信託(294億円)は2週ぶり、事業 法人(182億円)は4週ぶりだった。

信用取引比率は半年ぶり高水準

個人は売り越しではあったものの、委託注文全体に占めるウエート が29.6%と、前の週(25.5%)から上昇した。野村証の藤田氏による と、個人の同売買に占める信用取引の比率は16.69%と、昨年9月1週 (16.74%)以来の高水準。「2月安値で信用買いした個人が利益確定 売りした格好で、小型株などにも今後は投資対象が広がりやすい」と藤 田氏は予想していた。

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