欧州債(26日):ギリシャ債上昇、EUが支援案合意で-ドイツ債下落

欧州債市場ではギリシャ国債相 場が上昇。ギリシャの2年債利回りは週間ベースでは5日終了週以降 で最大の低下となった。欧州連合(EU)首脳がギリシャ救済への 枠組みで合意したことが背景。同枠組みでは、ギリシャの財政赤字削 減への取り組みで万策が尽きた場合に同国を救済する。

ドイツ国債は下落。ギリシャ支援の合意で低リスク資産のドイツ 国債に対する需要が後退するとの懸念が手掛かり。ギリシャ10年債 とのスプレッド(利回り格差)は縮小した。ギリシャの公債管理局責 任者、ペトロス・クリストドゥル氏は26日、EU合意がギリシャの デフォルト(債務不履行)リスクを「ぬぐい去った」と語った。

コメルツ銀行の債券戦略部門の共同責任者、クリストフ・リーガ ー氏(フランクフルト在勤)は、「合意に達したことへの安堵(あん ど)感から、とりわけ短期債のスプレッドは縮小するだろう」と指摘。 ただ「長期債のスプレッドは拡大したままとなる。不明な部分が残っ ており、EUの枠組みはまだ不安定なためだ」と続けた。

ロンドン時間午後4時20分現在、ギリシャの2年債利回りは前 日比31ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の4.53% と、1月13日以来の低水準となった。同国債(表面利率4.3%、 2012年3月償還)価格は0.56ポイント上げ99.57。週間ベースで は84bp下げ、5日終了週に134bp低下して以来で最大の下げと なった。

ドイツ2年債に対するプレミアム(上乗せ金利)は32bp縮小 の353bp。独2年債利回りは1%と、前日から1bp上昇した。

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