OECD:新興市場にバブルの兆候、過剰流動性で-パドアン事務次長

経済協力開発機構(OECD)の パドアン事務次長(チーフエコノミスト)は、新興市場国には過剰な 流動性がもたらしたバブルの兆候が見られるとの見解を示した。

パドアン事務次長は都内でのインタビューで、「一部の新興国には バブルの兆候が見られる。住宅市場、そして金融市場にもバブルの兆 しが出ているケースがある」とし、「これは、危機への対応で非常に広 範囲に及んでいる流動性がもたらした結果だ」と述べた。

事務次長はその上で、世界経済にとって最大のリスクは景気刺激 政策からの出口戦略を実施するタイミングだと指摘。実施が遅れれば 景気過熱を引き起こす恐れがあると語り、融資の増大と過剰投資によ る金融レバレッジで「不安定な状況が生まれる」可能性があると警告 した。

パドアン事務次長はまた、欧州について楽観的な見通しを維持し ていると説明。フィッチ・レーティングスがポルトガルの信用格付け を今週引き下げたことで、ギリシャの財政危機が他の欧州諸国に及ぶ との懸念が再燃したものの「わたしは心配していない」として、「ポル トガル当局が既に発表済みの計画を履行すると確信している」と語っ た。さらに、欧州では「当局の対応が正しい方向に向かっているので 楽観視している」と付け加えた。

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