ギリシャ:ユーロ離脱が唯一の選択肢、通貨40%切り下げ必要-FT

【記者:内田良治】

3月25日(ブルームバーグ):国家破産の脅威に直面するギリシ ャに残された唯一の選択肢は、ユーロからの離脱だとドイツのフラン クフルト大学名誉教授らが、英紙フィナンシャル・タイムズ(オンラ イン版)への寄稿で指摘した。欧州経済・通貨同盟(EMU、ユーロ 圏)が厳しい現実から保護してくれるという幻想はもはや失われたと している。

フランクフルト大のウィルヘルム・ハンケル名誉教授(経済学) らによれば、ギリシャは2001年のユーロ導入以後、経済競争力を犠 牲にして巨額の貿易赤字を蓄積させており、経済基盤の損失を埋め合 わせるには通貨の40%切り下げが必要だが、ユーロ圏にとどまる限り それは不可能とみられる。

ユーロ圏各国政府からの支援を含めて、ギリシャを救済する提案 には事欠かないが、そうした動きは「救済はない」とする欧州連合条 約の規定に違反する。ギリシャがこの悪循環から逃れるためにはユー ロを捨て、旧通貨ドラクマを再び導入する道しか残されていないと教 授らは主張している。

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