NYのヘリコプター通勤が復活、ウォール街再生の兆し-運賃200ドル

米リバティー・ヘリコプターズは、 ラッシュに疲れた通勤客らに対し、ニュージャージー州からマンハッタ ンまでのフライトを1日当たり約200ドル(約1万8500円)で提供す る。1週間で14時間の通勤時間の節約になる。ウォール街がリセッシ ョン(景気後退)の最悪期を脱した兆しと言えそうだ。

ヘリはニュージャージー州ポートモンマスを出発し、約20マイル (約32キロメートル)離れたマンハッタン30丁目とウォール街に近 い6番埠頭の離着陸場に到着する。1回の定員は最大6人。自由の女神 やガバナーズ島、ベラザノ・ナローズ・ブリッジを見下ろして飛ぶ。週 末業務は26日夜、平日は来月からスタートする。

リバティー・ヘリコプターズのチャーターマーケティング担当バイ スプレジデントでパイロットのパトリック・デイ氏はヘリコプター内で のインタビューで、既に150人から問い合わせがあると語った。利用す る双発ヘリの「ドーファン」はニュージャージー州リンデンにある同社 を拠点とする。ニューヨーク州在住の運輸コンサルタント、ロバート・ グローテル氏は、ヘリ通勤への関心の高さについて、ウォール街の復活 ぶりを反映している可能性があるとみている。

グローテル氏は電話インタビューで「景気の悪化局面では、企業の 航空輸送が最初に影響を受ける分野の1つのようだ。通常、復活は最も 遅い」と指摘。同氏によると、ニューヨーク地区のヘリ輸送の約3分の 1を法人顧客が占めており、2009年には前年比で最大30%減少した。 現在は「景気回復が軌道に乗っているのかもしれない」との見方を示し た。

米東部地域ヘリコプター協議会(ペンシルベニア州)のジェフ・ス ミス会長によると、ニューヨークのヘリコプターパイロットの失業率は 09年、35%に上昇。自身の14年間の業界経験から見て最悪の状況だ ったという。便数は45%落ち込んだが、今年2月以降は改善している。

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