恐竜ティラノサウルス・レックスの祖先、豪州で生息-腰骨で判明

オーストラリアで発見された 恐竜の骨がティラノサウルス・レックス(Tレックス)の祖先の腰骨 と判明した。研究者によると、Tレックスの祖先の骨が南半球で確認 されたのは初めて。

腰骨が発見されたのはメルボルンの南西約220キロメートルの ビクトリア州にある「恐竜洞窟(どうくつ)」。Tレックスが地球上 に君臨する約4000万年前の今から約1億1000万年前に生息していた ティラノサウルスのものという。26日の米科学誌サイエンスで発表さ れる。

研究を主導した英ケンブリッジ大学の研究者、ロジャー・ベン ソン氏は、この発見で、ティラノサウルスは南半球で生息したことはな かったとの従来の定説が覆されると同時に、Tレックスのような大型の 肉食竜がなぜ北半球だけで進化したのかという疑問が生じると指摘し た。

ベンソン氏は文書で、骨の大きさは30センチで体長約3メート ル、体重約80キログラムの恐竜のものと推定されるとしている。T レックスの成獣は体長約12メートル、体重約4トン。

白亜紀中期

この恐竜は「NMV P186069」と呼ばれ、白亜紀中期に生息して いた。文書によると、白亜紀中期は南米、南極、アフリカ、オーストラ リアの各大陸は互いに離れていなかったが、北半球の大陸から分離した 時代。

骨自体は1989年に見つかっていたが、昨年10月までティラノ サウルスのものと分かっていなかった。メルボルンのビクトリア博物館 の古生物学者、トム・リッチ氏がロンドン自然史博物館に持ち込んで判 明した。

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