ダイキン株1年半ぶり高値、欧州底打ちや中国躍進-来期大幅増益期待

国内エアコン最大手のダイキン工 業の株価が3営業日続伸。前日比1.7%高の3820円まで買われ、2008 年9月26日以来、約1年半ぶりの高値に回復した。固定費削減などで 収益性が改善しつつあるとの評価が高まるなか、環境負荷を軽減するイ ンバータ式空調が欧州や中国で伸長、来期(2011年3月期)以降の大 幅増益が期待されている。

独立系調査会社ティー・アイ・ダヴリュ(TIW)の高辻成彦シニ アアナリストは「主力の空調事業が欧州で底打ちしたほか、中国での拡 販により来期以降は増収増益が続く可能性が高い」と分析、株価は引き 続き上昇基調を継続するとみている。

ダイキン工のコーポレートコミュニケーション室によると、9カ月 累計(09年4月-12月)の中国地域での売上高は前年同期比13%減の 974億円だった。世界的な経済混乱でピークとなった前期からは減少し たが、来期は内陸部への拡販や低価格商品の強化などで増収になるとみ ている。

高辻氏は、中国でも省エネ規制などでインバータ式空調(周波数を 変えることで効率的な運転を可能にした空調)への転換需要が強いと説 明、「既存の中国事業に加え、中国・格力電器との提携で低価格商品の 拡販も見込めるため、中国事業の急拡大が予想される」とみている。

TIWでは今期の連結営業利益を前期比19%減の500億円と試算 (会社側計画は35%減の400億円)、来期を780億円(今期予想比 56%増)と予測している。

ブルームバーグ・データによると、同社株を担当する証券系アナリ スト17人による連結営業益の予想平均値は、今期が487億円、来期が 786億円、再来期が1064億円。

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