アジア株:上昇、日経平均は1年半ぶり高値-ギリシャ救済を楽観視

26日のアジア株式相場は上昇。 日経平均株価は2008年10月以来の高値を付ける展開となった。欧 州首脳らが財政赤字に苦しむギリシャ救済で最終合意するとの観測 が広がった。

欧州の売上高が全体の31%を占めるキヤノンや欧州を最大の 市場とするソニーが高い。ギリシャをめぐる観測でユーロ高となっ たことが買い材料。半導体試験装置製造で世界最大手のアドバンテ ストも上昇。携帯電話機向け半導体最大手の米クアルコムが利益と 売上高の見通しを上方修正したことが好感された。香港市場では、 欧州の収入が全体の約36%を占める英銀HSBCホールディング スが1.4%高。

岡三アセットマネジメントの伊藤嘉洋上席ストラテジストは 「来期業績への期待がきょうの相場を支えている」と述べ、「ギリシ ャ問題では一応は合意が見られたものの、まだ財政問題が完全に払 しょくされたわけではない」と指摘した。

MSCIアジア太平洋指数は日本時間午後3時15分現在、前日 比1%高の124.44。上昇銘柄と下落銘柄の割合は約3対1。同指数 は2月8日に約2カ月ぶりの低い水準に下げてから9%上昇してい る。欧州の財政問題が世界的な景気回復の妨げになるとの懸念が米 雇用指標の改善などで緩和されたことが背景だ。

日経平均株価は前日比167円52銭(1.6%)高の1万996円 37銭で終了。一時は取引時間ベースで08年10月以来の1万1000 円台を回復する場面もあった。アジア太平洋地域の株価指数の中で 上昇率は最大だった。

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