パイオニア株急騰、財務体質と業績回復期待-大和証強気(Update1)

パイオニアの株価が急騰。増資に よる財務体質の改善に加え、カーエレクトロニクス事業の回復などを背 景にした業績回復期待も出ており、買いが優勢となった。大和証券キャ ピタル・マーケッツは25日、投資判断を「3(中立)」から「1(買 い)」に引き上げた。株価は前日比10%高の333円まで上昇。

大和証CMの三浦和晴アナリストは25日付のリポートで、「増資 により財務体質が改善、来期の業績大幅回復を予想し投資判断を引き上 げる」とした。

パイオニアの2009年12月末の純資産は691億円だったが、公募増 資や第三者割当増資で約330億円を調達した。リポートによると、10 年1-3月期の当期純損失を考慮しても、10年3月末の純資産は950 億円強、少数株主を控除した自己資本は約920億円になる見通しだ。

大和証CMの三浦アナリストは、「自己資本比率などから見てまだ 健全とは言えないものの、損益は改善方向にあり、バランスシート上の 問題はいったん解決したと考える」と評価する。

会社側は今期(10年3月期)の連結営業損益を216億円の赤字と 計画しているが、三浦アナリストは「不採算事業撤退とカーエレクトロ ニクス事業の回復により、来期以降の黒字を予想する」。カーエレ事業 回復を見込む理由は「市販市場での在庫適正化と中南米・アジアでの回 復」という。大和証CMの来期(11年3月期)営業利益予想は130億 円、12年3月期は200億円。

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