米規制当局:金や銅など金属市場の持ち高制限を検討-投機抑制へ

米規制当局は、金や銅を含む金属 市場での投機家の持ち高制限について検討している。昨年は金融危機の 影響で先物価格が過去最大の変動率を示した。

米商品先物取引委員会(CFTC)を構成する5人の委員のうちの 1人、バート・チルトン委員は25日、ワシントンで開かれた公開の会 合で、ヘッジファンドなどの大口トレーダーが市場の「ゆがみ」を引き 起こしているため、米国は規制強化を「迅速に推し進めるべきだ」との 見解を示した。

1日当たり5兆ドル(約460兆円)に上る取引を監督するCFTC は1月、個人や企業が商品市場を過度にコントロールすることを阻止す る政府の取り組みの一環としてエネルギー市場の規制強化を提案。デル タ・グローバル・アドバイザーズのマイケル・ペント氏ら投資家は、規 制強化は流動性の低下につながると指摘している。

マスターズ・キャピタル・マネジメントの創業者、マイケル・マス ターズ氏はこの日の会合で、持ち高制限により「投機家はこれらの市場 からの退出を余儀なくされ、優位性が低下し投機的バブルが発生する可 能性がなくなるだろう」との見方を示した。

マスターズ氏は昨年、2008年の商品相場の投機による高騰で米国 の消費者の食料やエネルギーのコストが1100億ドル以上増加したとの 推計を示した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE