豪中銀の総裁:主要国は財政再建が必要-金融システムは徐々に回復

オーストラリア準備銀行(RB A、中央銀行)のスティーブンス総裁は、米国や英国、欧州を含む世界 の主要国・地域について、債務水準を低下させるため今後数年間に「財 政で難しい決断」を迫られるとの見解を示した。

スティーブンス総裁は26日、シドニーで講演し、「ある時点で、 自由裁量の大幅な引き締めが必要だ」と指摘。「持続可能な財政への信 頼できる道筋」がなければ、「長期の支払い能力について市場が懸念す る中で、金利に組み込まれたリスクプレミアムの増幅により経済成長は 簡単に止まってしまう恐れがある」と説明した。

同総裁はまた、ギリシャの債務水準が引き金となった金融市場の 混乱は、多くの政府が直面する課題に注意を促すものだ」とする一方、 豪州の対国内総生産(GDP)債務比率は「明らかな例外」と述べた。 今回の講演では国内の金融政策について言及していない。

同総裁はさらに、「世界の金融システムが、1年半前の瀕死(ひん し)の状態から徐々に安定を取り戻しつつあることは助けになる」と も指摘。「急性心不全を発症した患者のように幾らかの慢性的な影響は 残っているが、迅速な措置が事態の一段の悪化を防いだ」と語った。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE