欧州首脳がIMF関与で一致、ECB総裁反対-首脳会議開幕

25日ブリュッセルで開幕した欧州 連合(EU)首脳会議で欧州首脳は、巨額の公的債務を抱えるギリシ ャの支援に国際通貨基金(IMF)の関与を求めることで一致した。 ただ、IMFの関与をめぐり欧州中央銀行(ECB)の反対に遭う可 能性が高まっている。

ユーロ圏16カ国首脳は同会議で、ドイツとフランスが提案したI MFと2国間融資を組み合わせた支援案を支持した。これに対してト リシェECB総裁は欧州は自力で危機を解決する必要があるとの立場 を表明している。

同総裁は仏テレビのインタビューで、「IMFなどほかの機関がユ ーログループや域内政府の代わりに責任を果たすのであれば、それは 明らかに非常に悪いことだ」と述べた。

EUがギリシャの債務危機の深刻化を阻止しようと懸命に取り組 む中、トリシェ総裁の発言により、ECBと欧州首脳がIMFの活用 をめぐり真っ向から対立する公算が大きくなった。ギリシャ問題を背 景にユーロは対ドルで下落し、一時10カ月ぶり安値を付けた。

トリシェ総裁のインタビューは首脳会議開幕前に収録され、会議 開始後に放映された。ユーロは同総裁の発言を受けて下落に転じ、ブ リュッセル時間25日午後10時15分(日本時間26日午前6時15分) 現在、1ユーロ=1.3277ドル。一時1.3387ドルを付けていた。

発表資料によれば、独仏両国の合意は、ユーロ圏各国がECBへ の出資比率に基づいてギリシャに融資を提供。融資全体の半分以上を 欧州が賄い、残りをIMFが負担するという内容だが、融資はあくま でもギリシャに他の選択肢がなくなった場合に限定されている。

ギリシャのパパンドレウ首相は記者団に対して、緊急支援策につ いて、「非常に満足している」と述べた。

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