バーナンキFRB議長:財政見通しは「幾分暗い」-議会証言

バーナンキ米連邦準備制度理事会 (FRB)議長は25日議会で証言し、米政府予算の見通しは「幾分暗 い」とした上で、議会は財政赤字削減計画で合意する必要があると強 調した。

バーナンキ議長は下院金融委員会で証言。オバマ大統領が署名し、 今週成立した医療保険改革法が予算に及ぼす影響に関する質問に対し、 「米政府の財政見通し全般が中期的にやや暗いというのは明らかに一 致した見方だ。財政のより持続的な軌道を達成する方法について説明 し、論証し、決断するための超党派による協力が実現すれば非常に有 益だろう」と発言した。

バーナンキ議長は、議会予算局(CBO)の判断に意見を差し挟 むことは避けたいとして、医療保険改革が財政に与える影響について 発言を控えた。

同議長は、リセッション(景気後退)が財政赤字の一因だとし、 直ちに赤字を解消する必要はないと言明。「巨額の赤字には理由があり、 向こう1、2年で取り除くことは不可能であり、望ましくないとわた しは考える」と述べ、「将来的に経済がもっと正常化した段階では、一 段と持続可能な状況になると債権者を説得できれば、現時点での金利 の改善や成長プロセスの促進に役立つだろう」と説明した。

議長はその上で、財政均衡を達成する政府の能力に対する投資家 の信頼喪失につながれば、財政赤字は金融政策にも影響を与える恐れ があると指摘。「長期的な財政安定への債権者の信頼が失われることで、 金利は上昇する可能性がある。高金利は景気鈍化を招く傾向がある」 と付け加えた。

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