髙島屋、H2O:経営統合を中止-提携で株持ち合いは継続

百貨店業界3位の高島屋と阪急阪 神百貨店を傘下に持つエイチ・ツー・オーリテイリング(H2O)は 25日、経営統合を中止すると発表した。売上高で三越伊勢丹ホールデ ィングスを超え国内首位となる百貨店グループの誕生は白紙撤回され た。

都内で記者会見した高島屋の鈴木弘治社長は「店舗戦略をはじめ とする経営課題や考え方に差異があった」と述べ、全国で主要な大都 市圏に展開している高島屋と梅田に一極集中しているH2Oでシナジ ー(相乗効果)が見いだせなかったことを破談の理由に挙げた。また 鈴木社長は「統合比率や人事についても一致点はなかった」と話した。

両社は同日、売り場開発や商品開発の点では、提携の成果が得ら れるとし、新たに業務提携を結んだ。鈴木社長は双方で10%づつ持ち 合いしている株式について「良好な関係を継続するために持ち続ける と考えるに至った」とし売却の考えがないことを示した。

百貨店業界は販売不振が続くなか、大丸と松坂屋が経営統合した J.フロントリテイリング、三越と伊勢丹が経営統合した三越伊勢丹 ホールディングス、セブン&アイ・ホールディングスグループのそご う・西武百貨店など業界再編が相次いでいる。

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