ドルは対円で年初来高値圏へ、200日線超で越週なら-テクニカル分析

上田ハーローのシニアアナリスト、 山内俊哉氏によると、テクニカル分析の観点からは、ドル・円相場が 200日移動平均線を上回って今週の取引を終えた場合、年初来高値圏 の1ドル=93円台半ばに向けてドルが一段高となる可能性がある。

山内氏は、ドル・円は24日に大幅な陽線引け(始値より高い終 値で取引が終わること)となり、日足の一目均衡表上の「雲」の上限 を突き抜けていることから、「さらなる上昇への動意が見られる」と分 析。「今週、200日移動平均線を上回って引けることができれば、週 足の雲の下限かつ今年の高値付近である93円50銭近辺までの上値ト ライもありそう」と予想している。

200日移動平均線は、直近の200日間の終値の平均値を結んだ線 で、ブルームバーグのデータによると26日時点では91円51銭に位 置している。

ドルは1月8日に今年の高値となる1ドル=93円77銭まで上昇。 その後反落し、今月4日には88円台前半まで下落したが、今週に入 り92円台へ反発。25日の海外市場では一時92円96銭まで上昇した。

山内氏は、ドル・円が200日移動平均線を上回る水準で定着でき なければ、「短期的に日足の雲の下限である90円台方向への調整もあ り得る」とみる。ただ、「米国の景気回復が続いており、日米金利差も 拡大していることなどからドルの支援材料は多く、対円でのドルの基 調の強さは残りそう」としている。

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