東京ガス:戦後初の2年連続販売減-景気後退で住宅低迷響く

東京ガスは景気後退で住宅市場が低 迷したことを背景に第2次世界大戦後初めての2年連続ガス販売量減に 見舞われた。世界的な景気後退が内需を直撃した形だ。

東京ガスは25日、2009年度(2010年3月期)のガス販売量が前年 度比3.5%減少すると発表した。同社総合企画部長の内田高史氏は都内 で会見し、景気後退の影響で住宅の着工・完工件数が低迷し、新規顧客 の獲得が伸び悩んだと説明した。

09年度の同社のガス販売量見込みは131億立方メートル。同年度の 新規顧客の獲得数は18万1000件になる見通しで、昨年3月末に示した 従来予想を3万2000件下回った。

しかし10年度の販売量は同1.2%増と増加に転じる見通し。景気の 持ち直しや環境意識の高まりを背景に、14年度まで5年間で販売量は年 平均3%伸びると予想している。二酸化炭素(CO2)の排出量が石油系 の燃料と比べ少ないことから、産業界ではLNGへ燃料をシフトする動 きが続いている。

設備投資は10年度に1066億円と同7%減少する。しかし、茨城 県日立港のLNG(液化天然ガス)輸入基地建設や、基地と既存の供給 網をつなぐためのパイプラインの敷設などを計画していることから、11 年度には1163億円、12年度に1269億円、13年度に1288億円と投資額 は増加する。

LNG需要の増加を見込み、約1000億円を投じて建設される日立L NG基地は15年度の稼働開始を予定している。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE