独がギリシャ支援で財政規律強化要請へ-きょうからEU首脳会議

ドイツは25、26日にブリュッセ ルで開かれる欧州連合(EU)首脳会議で、ギリシャへの支援策をめぐ る数週間にわたった議論にピリオドを打ち、財政規律の強化をユーロ参 加国に求める方針だ。

ドイツのメルケル首相は、EU最大の経済国としての影響力を行 使し、首脳会議でギリシャ支援の合意が成立する可能性を否定。支援策 への国際通貨基金(IMF)の参加を求めるとともに、財政安定成長協 定の違反国に対する将来的な罰則強化を呼び掛けている。

地政学的リスク・コンサルティング会社ストラトフォーのアナリ スト、ピーター・ザイハン氏は「今後数カ月のドイツの戦術は極めてシ ンプルだ。口先介入によって、投資家がギリシャ債を買い続けるように 仕向ける一方で、ギリシャの希望を大幅に上回る水準に同国債利回りを とどまらせる戦術だ。ドイツは、ギリシャが確実に罰を受けるようにし たいと考えている」と語った。

24日の外為市場では、ギリシャをめぐる対立やポルトガルの財政 懸念を受け、ユーロが対ドルで10カ月ぶりの安値に下落。対スイス・ フランでは史上最安値に達した。フィッチ・レーティングスは同日、ポ ルトガルの信用格付けを1段階引き下げ「AA-」とした。

首脳会議を前にドイツ政府当局者はギリシャ支援策へのIMFの 参加に支持を表明。フランス当局者は公式なコメントを控えた。

中銀当局者はIMF参加案に難色を示している。欧州中央銀行 (ECB)のビニ・スマギ理事は、独週刊紙ツァイトとのインタビュー で「IMFが関与した場合、ユーロは国際機関という外部からの支援に よってしか存続できない通貨というイメージを抱かれる」ため、ユーロ の「安定は損なわれる」との見方を示した。

24日のギリシャ債相場は下落。10年債利回りは6ベーシスポイン ト(bp、1bp=0.01%)上昇の6.36%だった。指標のドイツ連邦 債に対するプレミアム(上乗せ利回り)は330bp。EUがギリシャ危 機への対処で「断固とした協調行動を取る」と表明した2月11日は 273bpだった。

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