FRB副議長:当局のインフレ脅威に先立つ信用引き締め確信

米連邦準備制度理事会(FRB) のコーン副議長は、銀行の合計1兆ドル(約92兆円)の超過準備がイ ンフレにどのような影響を及ぼすかは確信できないものの、金融当局 はインフレ急上昇の回避に十分な時期に信用引き締めを実施するだろ うとの見通しを明らかにした。

コーン副議長は24日のノースカロライナ州での講演で、「わたし は物価安定への脅威に十分に先立ってFRBが政策を引き締めること ができるし、そうすると確信する。そしてこの出口戦略を成功裏に実 施することで、こうした緊急時の措置がインフレ進行につながらない ことを示せるだろう」と述べた。

FRB当局者は景気が回復した際に、金利を上昇させ、銀行が過 剰融資によってインフレをあおるのを防ぐ手段を検討している。当局 者は20年間主要な政策手段だったフェデラルファンド(FF)金利に ついて、以前ほど借り入れコストに影響を及ぼさなくなっていると懸 念している。

同副議長は「より長期の資産の大規模な買い取りと、それに伴う 銀行システムの準備預金の拡大」は、短期政策金利の変更と比べて「段 違いに理解されていない」と指摘した。

インフレ目標の引き上げに反対

バーナンキFRB議長は25日に下院金融委員会で、前例のない金 融刺激策の解除に向けた戦略に関して証言する予定。

コーン副議長は金融当局が年間インフレ目標を2%から4%に引 き上げるべきだとの考えに対し、「インフレの変動性が高まり、長期的 に経済にも悪い影響を及ぼす」として反対した。

同副議長は資産バブルの可能性への対処には規制と監督の活用が 望ましいとし、「不均衡が増大していて、規制政策が利用不能か効果な しと判明した場合に限って」金利の上昇を図ると説明した。この立場 は、バーナンキ議長が1月の講演で示した見解と一致する。

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