ホーニグ総裁:FRBから小規模行の監督権限奪えば将来の危機悪化

米カンザスシティー連銀のホーニ グ総裁は、米連邦準備制度理事会(FRB)から小規模銀行5000行 の監督権限を奪う上院の金融規制改革法案について、銀行情報へのF RBのアクセスを否定するもので、将来の金融危機を一段と悪化させ る恐れがあるとの見解を示した。

ホーニグ総裁はワシントンでのインタビューで、FRB会合の記 録を引用し、金融政策の決定に際してFRBは銀行監督で得られた情 報を活用していると語った。

同総裁は、資産500億ドル(約4兆6000億円)未満の銀行の監 督権限をFRBから除外する上院の金融規制改革法案を支持しないよ う議員らに説得を試みている。他の地区連銀総裁らもこの2カ月間、 FRBの監督権限維持を求めて上院議員に書簡を送るなど議会対策を 強めている。

同総裁は「危機は地域ベースで起きるだろう。FRBが何の手段 も持たなければ、結果として危機は一段と悪化し、その被害はさらに 大きくなるだけだ」と語った。

上院の金融規制改革法案には、中小規模の銀行の監督権限を現在 のFRBから他の機関に委譲することが盛り込まれている。この場合、 地区連銀の大半は銀行の監督権限を失うか、残ってもわずか数行にな る見通し。カンザスシティー連銀の管轄区には、資産500億ドルを超 える銀行持ち株会社は1社もない。

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