久光薬株が反落、米買収先の収益低迷を懸念-前期は初の最終減益へ

消炎鎮痛貼付剤が主力の久光製薬 の株価が一時、前日比2.6%安の3345円まで反落。2009年8月に買収 した米ノーベン・ファーマシューティカルズの業績低迷やのれん償却な どで、前期(10年2月期)は一転最終減益となったもようと発表した。 米ノーベンの先行き不安はぬぐえず、売り圧力が増した。

久光薬が24日の取引終了後に公表した業績予想修正によると、前 期の連結純利益は184億円になったもよう。4%の増益予想が一転、 4%減益となった。同社は01年2月期の連結決算開示以降増益を続け てきたが、初の減益となる見通し。

三菱UFJ証券の日比野敏之アナリストは「ノーベン買収の意味が 何だったのか再考したい。売上高、利益ともに弱含んでおり、今後もそ れが続く可能性もある」と指摘、久光薬の株価はしばらく軟調に推移す ると予測している。

今回、連結決算に反映されたのはノーベンの9-12月の収益で、 売上高24億円、営業損益20億円の赤字、当期純損益1億円の赤字。久 光薬執行役員IR室長の高尾信一郎氏は「ノーベンの会計基準を変更し た結果、マイナスの影響が出ているうえ、退職金の支払いなどで一時的 な費用が発生した」と説明している。高尾氏はノーベンの収益改善に取 り組む意向を示し、11年2月期はノーベンの最終損益が均衡すると述 べた。

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