キーコーヒー:コーヒーの取引価格、年内は115-145セントと予想

国内コーヒー販売2位、キーコー ヒーの坂本伸夫常務は、レギュラー・コーヒーに使用されるアラビカ 種コーヒーの価格見通しについて、年内は1ポンド当たり1ドル15セ ントから1ドル45セント程度で推移するとの見方を示した。坂本常務 が24日、都内でブルームバーグ・ニュースの取材に応じ、明らかにし た。

アラビカ種の国際指標となるICEフューチャーズUSの中心限 月の24日の相場は、前日比0.45セント(0.3%)安の1ポンド当たり

1.3430 ドルで取引を終了。過去1年で4.8%程度上昇している。

コーヒー価格について、坂本氏は「6-8月までスペキュレーシ ョン(投機資金の流入)が高まる」と予想。世界最大の輸出国、ブラ ジルでの冬期(6-8月)の霜害現象が材料になるという。ブラジル のコーヒーの収穫は毎年4月から9月にかけて行われる。

ブラジルの気象予報会社、ソマール・メテオロジカは今月5日、 ブルームバーグの電話取材に対して、ブラジルのコーヒー産地がこと し10年ぶりの霜害に見舞われる可能性があると明らかにしている。伯 パラマ州農学研究所(IAPAR)の調べでは、同国は2000年の霜害で 140万袋(1袋当たり60キログラムもしくは132ポンド)相当の被害 がでたという。

9月以降年末の相場について、坂本氏は「緩んでくる」と見込ん でいる。「ブラジルで来年の大豊作が予想されていることやことしの中 米主産地での集荷が始まるため」という。もっとも、需給バランスに ついて「世界の生産量と消費量は、ことしは約1億1000万袋-1億 2000万袋でほぼバランスが取れている」と指摘。価格の大幅な変動は ないとの見方をしている。

国際コーヒー機関(ICO)の1月の発表によると、2009年の世 界のコーヒー輸出量は9469万袋で、その内の63.5%をアラビカ種、

36.5%をロブスタ種が占める。国別では、最大生産国のブラジルが3031 万袋を輸出、続いてベトナムの1709万袋、コロンビア789万袋、イン ドネシア652万袋となる。世界の消費量(08年推定)は1億3000万袋 で、日本は米国、ブラジル、ドイツに続き第4位。

坂本氏によると、1人当たりのコーヒー消費量(08年時点)は、 最大消費国である米国が年間4.17キログラムに対し、日本は同3.33 キログラム。韓国は同2.04キログラムで台湾560グラム、中国22グ ラムだという。坂本氏は、経験則に基づき「国民総生産が1人当たり 3000ドルを超えた国や地域ではコーヒー消費量が急増する」とした上 で「中国はちょうどその辺り。台湾は日本並みの水準だ」と指摘した。

--共同取材:Lucia Kassai Editors:Tetsuki Murotani

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