全日空株反落、費用増で業績下振れ懸念―GS証「売り」に

全日本空輸の株価が反落。輸送能 力の増強などによるコスト増加で、来期(2011年3月期)以降の業績 は会社計画を下回る可能性があるとの懸念が一部で出ており、売りが優 勢となっている。午前10時10分現在の株価は前日比2.6%安の263円。

ゴールドマン・サックス証券のトム・キムアナリストは24日付の リポートで、「11年3月期は業績悪化の底を脱し、純利益を計上する と予想する」と指摘。しかし「増収となったとしても、経費が前提を上 回る恐れがあるため、最近発表された11年3月期、12年3月期の会社 計画は未達となる可能性がある」と予想する。

GS証券のリポートによると、日本航空からのシェア奪取などを想 定したとしても、輸送能力の増強計画は強気と見られるため、営業費用 は会社前提を上回る恐れがあり、利益率を圧縮する可能性がある。GS 証は、11年3月期の連結営業利益を294億円(会社計画420億円)、 12年3月期は462億円(同1040億円)を予想している。

GS証券では、国内海運株やアジア空運株と比べ株価は割高感があ るとみられるため、投資判断を「中立」から「売り」に引き下げ、「コ ンビクション・リスト」に新規採用するとしている。

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