カナダ・ドル:下落、1カ月ぶり大幅安-ギリシャ、ポルトガル問題で

24日の外国為替市場でカナ ダ・ドルは米ドルに対し、約1カ月ぶりの大幅な下げとなった。格 付け会社フィッチ・レーティングスがポルトガルを格下げしたこと で、ギリシャの財政問題の波及懸念が再燃し、投資家は安全資産と しての米ドル買いに向かった。

カナダ・ドルは先週、2008年7月以降で1米ドル=1カナ ダ・ドルのパリティー(等価)に最も近い水準を付けたが、対米ド ルでこの5営業日に1.6%下げている。

ナショナル・バンク・オブ・カナダの外為担当マネジングディ レクター、ジャック・スピッツ氏は「資金の流れと値動きは、欧州 情勢の展開が軸となっている」とし、「現在の世界情勢を勘案する と、カナダ・ドル安は驚くには当たらない」と語った。

カナダ・ドルはトロント時間午後4時8分(日本時間25日午 前5時8分)現在、前日比0.9%安の1米ドル=1.0248カナダ・ド ル(1カナダ・ドル=0.9759米ドル)。一時は最大で同1.2%安の

1.0282カナダ・ドルを付ける場面もあり、日中の取引ベースでは

1.4%下げた2月25日以来で最大の下落。前日は1.0159カナダ・ ドルだった。

カナダ国債相場も下落。2年物国債(表面利率1.5%、2012年 3月償還)利回りは7ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%) 上昇して1.70%、価格は14セント安の99.63カナダ・ドル。10 年物国債(表面利率3.75%、2019年6月償還)利回りは8ベーシ スポイント上昇して3.52%だった。

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