レポが強含み、交付金払いの後ずれやTB在庫で-午後はオペ見送り

短期金融市場では足元のレポ(現 金担保付債券貸借)金利が強含んでいる。政府の交付金の支払いが予 想より後ずれして銀行の資金繰りに狂いが生じている上、国庫短期証 券(TB)の在庫が膨らんでいる証券会社の資金調達が強いためだ。

レポは、26日受け渡しの翌日物(トムネクスト物)が0.12%と 前日より1.5ベーシスポイント(bp)程度高い。29日分(スポット ネクスト物)も0.115-0.12%付近で、資金の出し手が少なくなっ ている。

国内大手金融機関の資金担当者によると、交付金の影響で地方銀 行の資金繰りが見込み違いになり、足元のコールやレポの調達がやや 強くなっているという。交付金が今後いつ支払われ、日銀の資金供給 オペがどのように実施されるか、引き続き注目しているという。

24日は地方交付金の支払いで財政資金が3兆円超の余剰になる と予想されていたが、支払日が30日前後に後ずれしたもよう。無担 保コール翌日物では0.10%の調達が底堅くなっている。

レポは0.105%付近と実質的な下限で運用資金が余っていたが、 一転して資金の出し手が慎重になっている。国内証券のディーラーに よると、日銀の資金供給オペの当てが外れると、TBの在庫が積み上 がっている証券会社は慌てて資金調達に動きやすいという。

日銀は午後の金融調節を見送った。26日に全店共通担保オペ1兆 円の終了するため、オペの継続を期待して資金手当てを後ずれさせて いた証券会社がレポで調達を強めた。午前の国債買い現先オペ(29 日-4月5日)の最低金利は前日比1bp高い0.11%だった。

来週の財政資金は29日が不足、30日と31日は余剰になる見込 み。後ずれした交付金払いの実施日によって、資金需給や日銀の金融 調節も変わってくる。国内大手金融機関の担当者は、31日に当座預金 がかなり積み上がるため、日銀も資金供給を実施しづらいのではない かとみる。

TBに売り

別の国内証券のディーラーは、そもそも決算期末にTBの持ち高 を積み上げて、足元の資金調達を膨らませていることにリスクがある と指摘。TB入札で投資家の購入水準を下回る利回りで積極的に落札 したディーラーは、期末を控えて売りを出さざるを得ないという。

TB市場では、前日に入札が実施された3カ月物97回債利回り が0.12%以上の水準で取引された。前日の平均落札水準は0.1187%、 入札前取引も0.118%と、この日の水準を下回っていた。前週の3カ 月物の入札以降、期待に反して投資家の買いが少ないとの声が多く聞 かれた。

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