米企業の社債保証コスト上昇-ポルトガル格下げで欧州めぐる懸念再燃

24日のクレジット・デフォルト・ スワップ(CDS)市場では、米企業の社債保証コストが上昇。格付 け会社フィッチ・レーティングスがポルトガルを格下げしたことで、 欧州の財政赤字が金融システムのリスクになるとの懸念が再燃した。

マークイット・グループによれば、北米の投資適格級企業125社 で構成するマークイットCDX北米投資適格指数(シリーズ14)のス プレッドは2.6ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の約

88.6bp。同指数は通常、投資家信頼感が悪化すると上昇する。

CMAデータビジョンによると、ポルトガルのCDSスプレッド は1.5bp上昇の133.5bp、ギリシャは10bp上昇の330bp。マー クイット指数のスプレッドは2月8日、ギリシャの財政危機に伴うリ スクが他の資産にも波及するとの懸念が高まる中で106bpと、年初 来の最高水準を付けた。

ジャニー・モンゴメリー・スコットの主任債券ストラテジスト、 ガイ・リーバス氏は「市場のリスク回避志向の再燃はすべてポルトガ ルが要因だ」と述べ、「ギリシャと同様にポルトガル経済も米経済との 関係は限定的だが、金融市場になおリスクが存在することを思い起こ させるものだ」と指摘した。

フィッチはポルトガルの信用格付けを「AA-」に1段階引き下 げ、格付け見通し(アウトルック)を「ネガティブ」(弱含み)とした。

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