欧州株:ほぼ変わらず、フィッチの格下げでポルトガル株は下落

欧州株式相場は前日の1年6カ 月ぶり高値からほぼ変わらず。ユーロ圏のサービス業と製造業の拡 大、およびドイツの企業景況感指数の上昇を示す経済統計が好材料 となった一方、格付け会社フィッチ・レーティングスがポルトガル の信用格付けを引き下げたことで上値が重くなった。

ポルトガルの代表的株価指数、PSI-20指数は1%安。バン コ・エスピリト・サントが下げの中心となった。フィッチはポルト ガルの信用格付けを1段階引き下げ「AA-」とした。オーストリ アの建材メーカー、ビナバーガーは1.4%安。2009年の配当を見送 ったことが嫌気された。英鉄道事業者アリバは4.7%高。フランス政 府が国営鉄道会社SNCFのアリバ買収を支援すると明らかにした ことが背景。

ストックス欧州600指数は前日比0.1%高の262.19と、2008年 9月以来の高値で取引を終了。同指数は1-2月には、ギリシャや ポルトガル、スペインの財政赤字をめぐる懸念から下げていた。こ の日は、UBSインベストメント・バンクの世界経済担当の副責任 者、ポール・ドノバン氏がブルームバーグラジオとのインタビュー で、ギリシャは「ある時点」でデフォルト(債務不履行)に陥ると の見方を示したことを手掛かりに0.7%下げる場面も見られた。

バンク・ジュリアス・ベアの欧州担当ストラテジスト、クリス トフ・リニカー氏(チューリヒ在勤)は「市場の勢いは続いている が、短期的には依然慎重にみている」と述べ、「景気動向は上向い てはいるが、回復への道は険しいものとなるだろう」と付け加えた。

スペインのIBEX35指数は1.2%安。バンコ・サンタンデー ルは2.5%下げた。

24日の西欧市場では、ギリシャのASE指数が0.8%高と、18 市場中で最大の上げとなった。ドイツ、フランス両国は、ギリシャ の支援に国際通貨基金(IMF)が関与すべきだという立場で一致 した。ドイツ財務省当局者がベルリンで23日、明らかにした。

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