欧州債:ドイツ債下落、景気楽観で需要後退-ポルトガル債は格下げ

欧州債市場ではドイツ国債相場 が下落。経済指標を受けて景気見通しに対する楽観が強まったことが 背景。また、格付け会社フィッチ・レーティングスがポルトガルを格 下げしたことを受け、同国債が売られた。

ドイツ10年債は4営業日ぶりに下落。この日発表のドイツ景況感 指数が上昇したほか、ユーロ圏サービス業と製造業に関連した指数が アナリスト予想を上回ったことが背景にある。フィッチはポルトガル の信用格付けを「AA」から「AA-」に1段階引き下げ、見通しを 「ネガティブ」に据え置いた。米国債もこの日は下落。米耐久財受注 が増加したことが売りにつながった。

バイエルン州立銀行のシニア債券ストラテジスト、マリウス・ダ ハイム氏(ミュンヘン在勤)は、「安全を求める動きが弱まり、ユー ロ圏の指標は上向きだった」と指摘。「米国債が下げ、米耐久財受注 も増加した。これらがドイツ国債相場下落の一因だった可能性がある」 と述べた。

ロンドン時間午後5時35分現在、ドイツ10年債利回りは3ベー シスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の3.08%。前日は3.05% まで下げ、2009年4月以来の低水準を付けた。同国債(表面利率

3.25%、2020年1月償還)価格は101.42に低下した。

ポルトガルの10年債利回りは前日比5bp上昇の4.35%。フ ィッチによる同国の格付けは、ムーディーズ・インベスターズ・サー ビスが付与した「Aa2」の格付けを1段階下回り、スタンダード・ アンド・プアーズ(S&P)の「A+」より1段階高い。

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