ホーニグ総裁:低金利を懸念、インフレと資産バブル醸成へ

米カンザスシティー連銀のホー ニグ総裁は、低金利がインフレの加速を引き起こし、資産価格バブ ルの発生につながる恐れがあるとして、「懸念」を表明した。

ホーニグ総裁は24日、米テレビ局フォックス・ビジネス・ニュ ースに出演し、「景気は緩慢でわずかではあるが回復しているとい う事実を考慮すべきだ」と指摘。「金利はゼロ近辺にある。経済に ほかのゆがみを生じさせることなく、長期間持続できるものではな い」と語った。

同総裁は16日の米連邦公開市場委員会(FOMC)会合で、政 策金利を「長期にわたって」低水準に維持するとの声明に反対票を 投じた。その理由として、低金利維持の可能性を示すと「金融の不 均衡を助長し、長期運営に基づくマクロ経済と金融の安定へのリス クを高める恐れがある」と指摘した。

ホーニグ総裁は「私個人も資産バブルの特定に特に自信がある わけではないが、それにつながる状況は十分に認識している」と述 べ、「ゼロ金利」を例に挙げた。さらに、「短期ではなく、中長期 的にインフレを懸念している。財政赤字から発生するほかの圧力を 考えればなおさらのことだ」と説明した。

金利変更については漸進的に実施すべきだとの考えを明らかに した。「事実上のゼロ金利を解除すべきであり、そのプロセスを始 める必要がある」と指摘。「現在、それには数四半期かかるだろう。 市場を動揺させないよう慎重に始めるのがよいのなら、非常に小幅 なものになろう」と述べた。

ホーニグ総裁は今年の経済成長率を3%と予想した上で、「も う少し強くなる可能性もある」と述べた。失業率については景気の 「遅行指数」であり、政策当局が焦点を絞るべき最善の指標ではな いと話した。

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