買収対象企業の社債保証コストが上昇-LBOの復活うかがわせる

クレジット・デフォルト・スワッ プ(CDS)市場では、買収候補に挙がっている米コンピューター・ サイエンシズやルブリゾールなどの社債保証コストが上昇している。 レバレッジドバイアウト(LBO、買収対象企業の資産を担保とする 資金借り入れによる買収)の増加に伴い、買収対象企業の負債が膨ら むとの観測が手掛かりとなっている。

バークレイズ・キャピタルのアナリストらが買収標的と予想され る企業リストにコンピューター・サイエンシズを掲載したことをきっ かけに、同社の社債保証コストは過去1週間で59%上昇。ビッド(買 い)とオファー(売り)の提示は2倍に膨らんだ。バンク・オブ・ア メリカ(BOA)のストラテジストらがLBOの候補リストに挙げた 潤滑油添加剤メーカー最大手のルブリゾールの社債保証コストは8カ 月ぶりの高水準に達した。

シティグループのクレジットストラテジスト、ミハイル・フォー 氏(ニューヨーク在勤)は「プライベートエクイティ(PE、未公開 株)投資会社は大量の資金を準備している」と指摘した。ブルームバ ーグが集計したデータによれば、ブラックストーン・グループやコー ルバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)などの投資会社は、推定 5030億ドル(約45兆5600億円)の資金を待機させている。

CMAデータビジョンによれば、コンピューター・サイエンシズ 債のCDSスプレッドは、16日以降に29ベーシスポイント(bp、 1bp=0.01%)上昇し78bpと、この1年余りで最も高い水準とな っている。ルブリゾール債のCDSスプレッドも同期間に23bp上昇 して76bpと、昨年7月14日以来の高水準となっている。

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