タイソン教授:米景気回復ペースは潜在成長率下回る

米カリフォルニア大学バークリー 校のローラ・タイソン教授は、消費者が長引く失業に直面し、貯蓄不 足から支出が削減される中で、米経済成長ペースが今後数年一段と鈍 化するとの見通しを明らかにした。

同氏は24日の香港でのブルームバーグテレビジョンとのインタ ビューで、「われわれは潜在成長率を下回る景気回復の軌道にある」と 説明。景気回復ペースが潜在成長率の年3%を下回る公算が大きいと 予想した。

また、「消費者は今なお、資産価値の大幅な目減りと債務を削減す る負担に加えて、実に不十分な貯蓄という問題を抱えている」と述べ、 家計の支出の伸びが金融危機までの10年間を下回るとの見通しを示 唆した。個人消費は米国内総生産(GDP)の約7割を占める。

タイソン氏はこのほか、政府の景気刺激策が解除され、税制上の 優遇措置が終わるのに伴い、景気回復は今年7-12月(下期)に勢い を失うことが見込まれると語った。

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