椿本チ株が続伸、自動車向けチェーンシフトで安定成長-CS証強気

自動車向けチェーンやギアなど変 速製品の製造を手掛ける椿本チエイン株が一時前日比4.2%高の443円 と、2008年9月29日(445円)以来、約1年半ぶりの高値を回復した。 ゴムベルトからチェーンへのシフトが進むことで同社製品の需要が高ま り、安定成長が期待できる銘柄として見直された。

クレディ・スイス証券は23日付で投資判断「アウトパフォーム」 を継続し、目標株価を450円から530円に引き上げた。担当の黒田真路 アナリストは投資家向けのメモで、「新規案件獲得や、生産改善・コス ト削減策が奏功」しており、来期(2011年3月期)以降大幅増益が可 能と分析する。

黒田氏は、自動車エンジンの耐久性や小型化を図る目的で「ゴムベ ルトからチェーンへ需要がシフトする中長期的な成長シナリオも不変」 と指摘。買収したカーベルシュレップ社が連結対象化する上、富士重工 業向け新規案件の立ち上がりが期待される11年3月期の連結営業利益 予想を70億円(従来予想65億円)、再来期(12年3月期)は93億円 (同90億円)にそれぞれ増額。会社側の今期計画35億円から急拡大を 予想する。

株価のカタリストとして、同氏は5月18日の決算説明会で発表予 定の新3カ年経営計画を挙げる。発表と同時に株式市場が12年3月期 業績まで織り込めば、PER(株価収益率)などバリュエーション面の 割安感も高まると指摘している。

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