米企業5社の上級幹部現金報酬、33%カット-ファインバーグ氏が指示

米政府の企業幹部報酬監督官、 ケネス・ファインバーグ氏は、監督下の米保険会社アメリカン・イ ンターナショナル・グループ(AIG)など5社に対し、上級幹部 の現金報酬を昨年の水準から33%減らすことを命じた。

ファインバーグ氏は23日の記者説明会で、AIGとゼネラ ル・モーターズ(GM)、GMAC、クライスラー・グループ、ク ライスラー・ファイナンシャルの幹部119人が受け取る2010年の 報酬総額(現金含む)が約15%減少すると説明した。ただ、ファ インバーグ氏の命令を踏まえた上でも、幹部のうち69人は長期の 譲渡制限付き株式を含めて100万ドル(約9000万円)以上の収入 を確保する。

経営コンサルティング会社ヘイ・グループのシニアコンサルタ ント、デービッド・ワイズ氏は「経済状況は1年前と異なっており、 企業はこれまでより自由に動けるようになってきたと感じ始めてき たところだ」と指摘、「しかし、こうした報酬削減命令があると、 米企業の取締役会メンバーは報酬についての自らの決定について不 安感を抱くだろう」と述べた。

119人のうち5人は100万ドル以上の現金給与を受け取り、A IGのロバート・ベンモシュ最高経営責任者(CEO)には300万 ドルと最高額が支給される。同CEOの報酬総額は長期的な株式譲 渡を含めて1050万ドル。一方、クライスラーとGMACで給与が 50万ドル超える人はいない。

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