日精工株が急伸、自動車向けベアリング伸び今期業績上振れ

日本精工の株価が4営業日ぶりに 急反発。自動車向けに主力のベアリング(軸受け)販売が計画を上回る などとして、今期(2010年3月期)業績が従来予想から上振れする見 通し、と23日発表した。収益環境の改善が評価され、一時前日比5% 高の717円と、約2カ月ぶりの高値水準を回復した。

10年3月期の連結純利益は前期比23%減の35億円を見込む。従来 予想はゼロ。ベアリングや電動パワーステアリングといった自動車関連 製品の販売増に加え、コスト削減効果も寄与する。

クレディ・スイス証券が23日付で投資判断「アウトパフォーム」 を継続したほか、メリルリンチ日本証券も同日付で「買い」の投資判断 を据え置いている。

CS証の黒田真路アナリストは投資家向けリポートで、会社側の業 績上方修正について、「おおむね想定通りの内容ながらも、閑散とする 株式市場の中での明るいニュースであり、ポジティブに評価したい」と 述べている。

黒田氏は、ベアリング各社の業績を左右するホンダと日産自動車の 10年度の世界生産台数がそれぞれ2けた増見込みであることに言及、 「日精工をはじめ軸受け各社の業績は来期も回復基調をたどる公算が大 きい」との見方を示す。

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