【個別銘柄】任天堂、マルニチH、洋エンジ、日精工、ヤクルト、帝人

材料銘柄の終値は以下の通り。

任天堂(7974):前日比8.7%高の3万400円で、09年4月7日以 来の3万円台乗せ。裸眼で3D映像を楽しむことができる「ニンテンド ー3DS」を2011年3月期に発売すると発表した。部品需要の増加期 待からメガチップス(6875)、ホシデン(6804)、ミツミ電機(6767) など任天堂関連銘柄も軒並み上昇。

マルハニチロホールディングス(1334):3.8%高の136円。クロ マグロ(本マグロ)の養殖を拡大する、と24日付の日本経済新聞朝刊 が報じた。同社は養殖市場の4分の1を占める最大手。10年度の出荷 量を3000トンと09年度比5割増やし、国内初の沖合養殖にも着手する という。業績拡大期待が高まった。

アサヒホールディングス(5857):5.2%高の1583円。貴金属リサ イクル事業の金属回収量が回復基調にある上、金属の平均販売単価が当 初の想定を上回って推移、10年3月期の連結営業利益は従来予想比 14%増の75億円の見通しになったと23日に発表。増額修正は3度目。 来期以降も堅調な業績が見込める銘柄として買いが集まった。

日本精工(6471):4.8%高の716円。自動車向けに主力のベアリ ング(軸受け)販売が計画を上回るほか、電動パワーステアリングも想 定以上に伸び、10年3月期の連結純利益は前期比23%減の35億円を見 込む、と23日発表した。従来予想はゼロ。収益環境の良好さを評価し た買いが優勢。

アサヒビール(2502):2.5%安の1733円。モルガンスタンレー証 券は23日、投資判断を「オーバーウエート」から「イコールウエート」 に引き下げた。担当の出村泰三アナリストは投資家向けのメモで、国内 のビール系飲料の販売数量が低迷していることに言及し、同販売数量の 10年度見通しを前年度比2.2%減から3.6%減に修正した。

ヤクルト本社(2267):3.9%安の2692円。国内外の連結子会社の 財政状態などを勘案し、将来の減損リスク回避のために投資損失引当金 を計上、10年3月期の単独最終利益は従来予想比90%減の5億円の見 通しになったと23日に発表した。

東京エレクトロン デバイス(2760):4.1%高の12万6000円。デ ジタル家電の民生機器向け半導体商品の需要回復に伴い、10年3月期 の連結営業利益は従来予想比35%増の20億円の見通しになったと23 日に発表。従来の前期比20%減の15億円予想から一転増益となり、こ れを好感する買いが先行した。

帝人(3401):1.7%高の298円。10年3月期の連結営業利益が従 来予想(130億円)を上回り、前期並みの180億円前後になりそうだ、 と24日付の日本経済新聞朝刊が報じた。中国やアジア向けの樹脂や高 機能繊維の需要回復が理由。医薬品部門も下支えとなり、固定費削減効 果も寄与するという。

三菱電機(6503):0.6%高の820円。23日に10年3月期の業績 予想を上方修正した。主力の産業メカトロニクス部門や半導体の収益が 予想を上回り、連結純損益は一転250億円の黒字見通しになった。従来 予想は200億円の赤字。収益好転を評価した買いが優勢。

オーミケンシ(3111):3.9%高の53円。事業再編が奏功し、10 年3月期の連結営業利益は従来予想比13%増の7億円の見通しになっ たと23日に発表。

ローソンエンターメディア(2416):12%安の8万7600円。元取 締役の不正資金流用による被害額を特別損失に計上し、10年2月期の 純損益は116億円の赤字になったもよう(従来予想12億円の黒字)と 発表した。この影響で、前期末は債務超過になるおそれがあるという。

イズミ(8273):2.3%高の1180円。三菱UFJ証券は23日、投 資判断を「市場平均並み」から「アウトパフォーム」に引き上げた。同 社は中国地方を地盤にショッピングセンターを展開する。

キトー(6409):17%高の10万5100円ストップ高(制限値幅いっ ぱいの上昇)。荷揚げ機世界最大手のコネクレーンズ(フィンランド) と業務・資本提携すると発表した。

東洋エンジニアリング(6330):5.8%高の346円。固定費削減な どが奏功し、10年3月期の連結最終利益は従来予想比30%増の65億円 の見通しになったと24日午後に発表、その後急騰した。

エーザイ(4523):2%安の3510円。ゴールドマン・サックス証 券は23日、投資判断を新規「売り」とした。担当のスティーブ・チェ スニー・アナリストは、3月末に予定されている敗血症新薬「エリトラ ン」の第3相臨床試験(フェーズ3)の中間結果について「早期の承認 申請を可能にするほどの効果は期待できないだろう」と予測、11年3 月期の連結営業利益は今期予想比横ばいの771億円にとどまると試算。

メルシャン(2536):2.8%高の184円。クロマグロの漁獲規制に 関心が集まる中、同社がマグロの養殖用の人工飼料を3年以内に商品化 すると24日付の日本経済新聞が報じた。ワイン用のブドウの搾りかす などを使って餌に仕立てることに成功、量産技術を確立済みだという。

DCM Japanホールディングス(3050):2.3%安の520円。 個人消費の低迷の影響を受け、10年2月期の連結最終利益は従来予想 比73%減の15億円の見通しになったと23日に発表した。同社はホー ムセンターチェーン店を展開する。

ダイト(4577):東証2部市場に24日、新規株式公開(IPO) した。初値は1390円と、公開価格1370円を1.5%上回るにとどまった。 市場からの資金吸収額が平均並みだったうえ、公開価格に割安感が乏し かった。同社は後発医薬品メーカーに医薬品原薬を販売する。株価終値 は1500円。

ユニマットライフ(7560):22%高の1345円と連日の大幅高。同 社の高橋洋二会長などがMBO(マネジメント・バイアウト)を実施す ると19日発表。TOB(株式公開買い付け)価格(1株1350円)にさ や寄せする格好で買いが継続した。前日は1101円ストップ高だった。

椿本チエイン(6371):2.8%高の437円。一時4.2%高の443円 と、08年9月29日(445円)以来、約1年半ぶりの高値を回復した。 クレディ・スイス証券は23日付で投資判断「アウトパフォーム」を継 続し、目標株価を450円から530円に引き上げた。担当の黒田真路アナ リストは投資家向けのメモで、「新規案件獲得や生産改善・コスト削減 策が奏功」しており、来期(11年3月期)以降大幅増益が可能と分析 する。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE