【個別銘柄】東レ、ファナック、浜ゴム、不二越、全日空、THK

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材料銘柄の終値は以下の通り。

東レ(3402):前日比3.1%高の530円と続伸。一時は4.7%高の 538円と、1月18日(538円)以来の水準を回復した。主原料であるア クリロニトリルなどの原燃料価格の高騰を理由に、4月出荷分から炭素 繊維の価格を平均10-15%値上げするとこの日発表。TOPIX繊維 製品指数は33業種中で上昇率2位、東レが上昇寄与度1位となった。

横浜ゴム(5101):1.7%高の428円。一時5.7%高の445円まで 上昇した。10年3月期の連結純利益予想を従来の70億円から34%上方 修正し、94億円にした。新車生産台数の増加などでタイヤ事業の販売 が想定を上回るペースで回復、操業度も当初予想より上昇して収益性も 改善しているといい、業績期待の買いが入った。

不二越(6474):5.6%高の301円と続伸。一時は7%高の305円 まで上昇し、08年9月以来、約1年半ぶりの高値圏を回復した。軸受 けなど自動車部品を中心にした販売の回復で、09年12月-10年2月期 の連結営業損益が10億円弱の黒字に転換した公算が大きい、と25日付 の日経新聞が報じた。前年同期は2億9300万円の赤字だったため、業 績は順調に回復しているとの見方が広がった。

全日本空輸(9202):3%安の262円と反落。輸送能力の増強など によるコスト増加で、来期(11年3月期)以降の業績は会社計画を下 回る可能性があるとの懸念が持たれている。ゴールドマン・サックス証 券は24日、投資判断を「中立」から「売り」に引き下げた。TOPI X空運指数は3%安の236.24ポイントで、33業種中下落率1位。

ファナック(6954):3.9%高の9750円と続伸。同社の09年10- 12月期の受注高はリーマン・ショック前の約8割の水準まで戻ったと 25日付の日経新聞が報じた。中国を中心にアジアの自動車、半導体メ ーカーの設備投資が活発化したと伝えている。これを受け、オークマ (6103)や牧野フライス製作所(6135)、JUKI(6440)などの機械 株も業績拡大期待から買われた。

大林組(1802):1.3%安の396円と反落。ドバイ都市交通システム 建設工事での損失発生などを理由に今期(10年3月期)の業績予想を 下方修正。連結純損益は従来計画の75億円の黒字から540億円の赤字 にした。前期は110億円の黒字だった。下方修正の幅が大きく、財務悪 化につながると警戒された。大手建設株では鹿島(1812)が4.6%安の 209円と安い。

THK(6481):3.7%高の1969円。クレディ・スイス証券が24 日付で目標株価を1500円から1800円に引き上げた。同証券は11年3 月期の連結営業利益予想を130億円(従来は80億円)に変更した。会 社側の今期連結営業損益予想は120億円の赤字。

キトー(6409):4.8%高の11万100円と続伸。同社は23日、荷 揚げ機世界最大手のコネクレーンズ(フィンランド)と業務・資本提携 すると発表。17%高の10万5100円ストップ高(制限値幅いっぱいの上 昇)を付けた前日に続き、欧州での販売拡大を見込んだ買いが入った。

CFSコーポレーション(8229):7%高の567円と続伸。一時 10%高の583円まで値を上げた。イオン(8267)が24日、CFSに株 式公開買い付け(TOB)を行うと発表。TOB価格は1株600円で 24日終値より13%高く、これにさや寄せする展開となった。

半導体商社:バイテック(9957)が5.6%高の717円、東京エレク トロンデバイス(2760)は8.7%高の13万6900円、イノテック(9880) は1.3%高の545円とそろって上昇。米インテルは日本でパソコン、サ ーバー向け以外の市場を開拓する。25日付の日経新聞が伝えた。小型 で低消費電力のMPU(超小型演算処理装置)「アトム」の販売でバイ テックなど3社と提携、15年にはアトムの販売金額を現在の約10倍の 2000億円に増やす考えといい、収益拡大につながるとみられた。

東京ガス(9531):1.5%高の406円。インドネシア・スラウェシ 島南部のセンカン液化天然ガス(LNG)プロジェクトの権益25%の 取得について、豪エナジーワールドコーポレーション(EWC)と協議 を開始することで合意した。同プロジェクトから12年以降に年間50万 トンのLNGを購入することについても協議する。将来の収益貢献を見 込んだ買いが先行した。

リソー教育(4714):3.4%高の4715円と反発。10年2月期の連 結営業利益は前の期比46%増の25億円弱となったようだと、25日付の 日経新聞が報じた。従来予想(23億1000万円)を上回る。主力の個別 指導塾が生徒数を伸ばしたうえ、生徒と教師の比率を見直すなど人員配 置の効率化で人件費も削減したという。

日本通運(9062):2.9%高の395円と続伸。新経営計画(10年4 月-13年3月)を発表した。最終年度の目標は連結売上高が1兆8000 億円、営業利益は580億円。海外関連事業の売上高比率を50%まで高 めるほか、医療・医薬、新エネルギー、公共サービスなど新たな事業領 域の開拓を目指すとしており、中期的な成長を期待した買いが入った。

久光製薬(4530):1.2%安の3395円と反落。米医薬品会社のノー ベン・ファーマシューティカルズを連結子会社化したことで売上高は伸 びたが、研究費やのれんの償却費を計上したため、10年2月期の連結 営業利益が前の期比12%減の285億円になったようだと発表した。従 来計画を43億円下回った。ノーベンの先行き不安はぬぐえず、当面の 業績の足を引っ張ると懸念された。

テクノメディカ(6678):0.7%安の27万9700円と反落。一時

3.4%安の27万2000円まで売り込まれた。販売単価の高い採血管準備 装置の販売低迷などを理由に、10年3月期の業績予想を下方修正。単 体純利益予想は前期比12%減の7億4400万円とした。従来予想は前期 比14%増の9億6100万円と増益を見込んでいた。

東洋水産(2875):2.6%安の2395円と4日続落。クレディ・スイ ス証券が24日付で投資判断を「アウトパフォーム」から「中立」に、 目標株価を2740円から2550円にそれぞれ引き下げた。今期(10年3 月期)の連結営業利益は会社側計画の300億円に対し320億円と強気な スタンスだったが、業績の見方はほぼ株価へ反映されたと判断した。

サンデン(6444):0.9%高の352円。一時は4.9%高の366円ま で値を上げた。これまで未定としていた今期(10年3月期)の期末配 当を1株当たり5円とすることを決めた。欧州やアジア地域で自動車用 コンプレッサーの需要が予想を上回るペースで伸びており、2月には今 期業績予想を上方修正していた。業績好調に伴う2期ぶりの復配が評価 された。

ジェイテクト(6473):3.4%高の1038円と続伸。MFグローバル は24日付で投資判断「買い」で調査を開始した。目標株価は1500円。

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